Boz Scaggs 「
Silk Degrees」 (1976年)
「
Down To Then Left」 (1977年)
「
Middle Man」 (1980年)
ようやく
Boz の3部作を取り上げることができます。
僕が
Boz を初めて聴いたのは高校3年の時にリリースされた 「
Middle Man」 からです。友人のT君に借りて 「大人の世界」 に触れたような気になりました。次に自分で 「
Hits!」 買い、名曲の数々を知っていったんですよね。。。
そしてオリジナル・アルバムを聴きたくなり 「
Silk Degrees」、「
Down To Then Left」 の順に聴いていったように思います。
「
Silk Degrees」
・Aranger David Paich
【Musicians】
・Keyboards David Paich
・
Drums Jeff Porcaro
・Bass David Hungate
・Guitars Fred Tackett
・Guitars Roie Shelton
「
Down To Then Left」
・Aranger Michael Omartian
【Musicians】
・Keyboards Michael Omartian
・
Drums Jeff Porcaro
・Bass Scott Edwards
・Guitars Jay Graydon
・Guitars Ray Parker Jr.
「
Middle Man」
・Aranger David Foster
【Musicians】
・Keyboards David Foster
・
Drums Jeff Porcaro
・Bass David Hungate
・Guitars Steve Lukather
・Guitars Ray Parker Jr.
アレンジャー&ミュージシャンを見渡してみて気付くのは、
Jeff Porcaro が3枚すべてでドラムを叩いているということです。
音楽を「
料理」にたとえると (全く独断と偏見です!)、曲は素材、アレンジャーは料理人、ボーカルはお鍋(笑)、そして各パートの多くは調味料という感じなのですが、どうもドラムは 【
だし】 のようですね。昆布か鰹かはわかりませんが・・・。(笑)
【
だし】は主役ではないかもしれませんが、非常に重要な役割を持っています。料理の仕上がりを左右するといっても言い過ぎではないでしょう。。。
そんな重要な役割を担った
Jeff Porcaro は、まさに偉大なミュージシャンだと思います☆
各アルバムからあえて1曲を選ぶとすれば、
「
Silk~」 ・・・
We're All Alone (別格ですね!)
「
Down~」 ・・・
Hard Times (Ray のギター渋い!Boz の最後のギター・ソロも印象的♪)
「
Middle~」 ・・・
Simone (切ない男心・・・。)
(
You Can Have Me Anytime での
Carlos Santana のソロも泣きます。。。)
今回のDSDリマスター盤は、各パートがくっきりとした感じでその演奏をバックに
Boz のボーカルが瑞々しく、生き生きとしています。立体感があるという感じかな。。。
あ~、寒くなると一層
Boz の歌声が胸に沁みる・・・。